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生駒山地の磐座めぐり② 磐船神社・星田妙見宮

2016年01月11日 18:50

宇宙船磐船号と星の降臨

『古事記』『日本書紀』『先代旧辞本紀』によると、饒速日命(にぎはやひのみこと)は、高天原(たかまがはら)より天の磐船(あまのいわふね)に乗って河内国河上(かわちのくにかわかみ)哮ヶ峯(いかるがみね)に降臨し、のちの大和国に入り、大和河内地方を開発し建国の礎を築いた神とされている。中沢新一氏の言葉を借りると、その宇宙船磐船号の残骸が、この渓谷の中に着地したのである。

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天野川トンネルができて水の流れが少なくなった旧流路。

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天孫降臨の地と岩窟めぐりとある。

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こちらが磐船(いわふね)神社。

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こちらの祭神はもちろん天孫饒速日命(てんそんにぎはやひのみこと)である。

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社殿の後ろにある巨大な磐船。

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饒速日命が乗って来たこの磐船がご神体になる。

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この地をおさめていた饒速日命の子孫と呼ばれる物部氏が、この巨石を天の磐船として信仰の対象にした事は、ごく自然なことであったと思われる。

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境内の奥に、岩窟めぐりの入口がある。

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一人だけの拝観は禁止。

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まるで宇宙船の内部を探検するような場所なのであろう。


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磐船神社から車で15分くらいのところに星田妙見宮がある。

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名前に「星」が付いているが、「七夕伝説」などとも関係がある神社だ。

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約1280年前の奈良時代に詠まれた織女(たなばた)の一首。

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平安時代の「曾丹集(そたんしゅう)」に天の川羽衣伝説のことも書かれている。

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弘仁年間(810~824)、弘法大師空海が獅子窟寺(ししくつじ)で修法をされている時に、星がこの地を含めて三ヶ所に降臨したという。

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星にまつわる事柄がいくつもあるこの地だが、実際に弘仁7(816)年に隕石が落ちた場所でもあるのだ。隕石落下の記録としては、日本で二番目に古い記録だという。

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ここから石段を上がっていくと

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山頂近くはこのような見晴らしになる。

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石段の上に社殿はあり、

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社殿の裏側にあるのがこの磐座だ。その名も「織女石(たなばたせき)」。
隕石が落ちた山の山頂近くにこのような巨石の磐座があるというのは、なんとも不思議である。

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下りのルートは変わり、下りてきたところに滝壺がある。

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隕石の落下地点がここであったという。
最初の説明板に、隕石によって山の大部分が吹き飛ばされて、馬蹄形になったとあったが、カシミール3Dで地形をみてみよう。

妙見
するとこのような地形が現れた。中央にある山が妙見山である。
実際にえぐりとられたようなカタチになっているのがわかる。

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隕石によって吹き飛ばされた場所はこのように木々で覆われ地形がよく分からないが、宇宙のロマンを感じさせてくれる場所でもあるのだ。


(生駒山地磐座めぐり)
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