2013年07月27日 12:00
飛鳥アースダイバー
飛鳥を眺望。
稲淵棚田と甘樫丘展望台

明日香村は美しい棚田があることでも有名です。

田植え時期や彼岸花が咲く季節は多くのカメラ愛好家が集まります。

訪れたこの日は曇り空でちょっと残念。

きれいな夕焼けとそれが映る田んぼとか撮ってみたいですね。

ちなみに、ここは稲淵という場所です。

稲淵地域を流れる飛鳥川の上にちょっと変わった物が。

これは稲淵の綱掛神事に使われる「男綱」というものです。

子孫繁栄と五穀豊穣を祈る神事で、少し離れた栢森には「女綱」があります。

そこから少し行くと「あすか川飛び石」という表示がある。

川に下りると飛び石があります。

ここは万葉集にも詠まれた飛鳥川の飛び石なのだそうです。
当時とまったく同じ姿ではないかもしれませんが、同じ場所に残ってるってちょっといいですね。

歌が刻まれた石碑。
明日香川 明日文将渡 石走 遠心者 不思鴨
「明日香川の言葉のように明日も川を渡ろう、水嵩が増し急流で岩も流れ渡れなくなるような間遠い考えは、思いも付きません。」というようなことを詠んでいるらしい…
さて、飛び石の場所から一気に飛んで、

ここは甘樫丘(あまかしのおか)展望台です。

蘇我入鹿の首塚から見えたあの丘の上。

ここに方位盤がありました。

耳成山(みみなしやま)、天の香久山(あまのかぐやま)、藤原宮跡などの文字が刻まれている。

方位盤と角度を合わせた先に耳成山と天香久山が見える。

飛鳥京絵図もあった。
これを見ながら展望台から眺めると面白い。
(飛鳥資料館より)

ちなみにジオラマではこのようになります。上の絵図と同じ方向です。
(飛鳥資料館より)

角度を変えて、甘樫丘越しに見た飛鳥京の風景。
中央の寺が飛鳥寺、奥の建物群が飛鳥正宮です。
ぐるっと360度まわってみましょうか。

西です。

畝傍山(うねびやま)とその向こうに二上山が見えます。

北です。

耳成山と天香久山が見える。

東です。

飛鳥寺と蘇我入鹿の首塚が見える。

南です。

田んぼの真ん中あたりが「伝飛鳥板蓋宮跡」です。ほぼ同じ場所に三時期の宮殿が存在していました。飛鳥岡本宮、飛鳥板蓋宮、後飛鳥岡本宮、飛鳥浄御原宮がそれです。
10回にわたって飛鳥を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。個人的にはかなり興味深い場所だなぁというのが実感です。特に人型の石造物はとても興味深い。あれはやはり海から渡って来た人達が彫った物だと考えた方が自然だと思う。異国情緒が漂っています。当時、難波津や住吉津には海を渡って多くの民族がたどり着いたといわれています。それらの人々は、都である飛鳥にたどり着いたのでしょう。当時の飛鳥は様々な人種が生活する国際都市だったのかもしれない。
今回の飛鳥は2日間でまわった内容の濃い町歩きでした。
さて、次はどこを歩きましょう…
より大きな地図で 飛鳥アースダイバー を表示
【 飛鳥アースダイバーシリーズ 】
1. 猿石・鬼の俎・鬼の雪隠・檜隈坂合陵・檜隈大内陵
2. 益田岩船
3. 亀石
4. 人頭石・二面石・猿石・石人像・須弥山石・マラ石・弥勒石
5. 岩屋山古墳・石舞台古墳
6. 飛鳥寺、蘇我入鹿首塚、飛鳥坐神社、水落遺跡、石神遺跡
7. 豊浦宮跡、小墾田宮跡、飛鳥板蓋宮跡、飛鳥稲淵宮殿跡
8. 亀形石造物、酒船石、高松塚古墳
9. 橘寺、川原寺跡
10. 稲淵棚田、飛び石、甘樫丘展望台
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飛鳥を眺望。
稲淵棚田と甘樫丘展望台

明日香村は美しい棚田があることでも有名です。

田植え時期や彼岸花が咲く季節は多くのカメラ愛好家が集まります。

訪れたこの日は曇り空でちょっと残念。

きれいな夕焼けとそれが映る田んぼとか撮ってみたいですね。

ちなみに、ここは稲淵という場所です。

稲淵地域を流れる飛鳥川の上にちょっと変わった物が。

これは稲淵の綱掛神事に使われる「男綱」というものです。

子孫繁栄と五穀豊穣を祈る神事で、少し離れた栢森には「女綱」があります。

そこから少し行くと「あすか川飛び石」という表示がある。

川に下りると飛び石があります。

ここは万葉集にも詠まれた飛鳥川の飛び石なのだそうです。
当時とまったく同じ姿ではないかもしれませんが、同じ場所に残ってるってちょっといいですね。

歌が刻まれた石碑。
明日香川 明日文将渡 石走 遠心者 不思鴨
「明日香川の言葉のように明日も川を渡ろう、水嵩が増し急流で岩も流れ渡れなくなるような間遠い考えは、思いも付きません。」というようなことを詠んでいるらしい…
さて、飛び石の場所から一気に飛んで、

ここは甘樫丘(あまかしのおか)展望台です。

蘇我入鹿の首塚から見えたあの丘の上。

ここに方位盤がありました。

耳成山(みみなしやま)、天の香久山(あまのかぐやま)、藤原宮跡などの文字が刻まれている。

方位盤と角度を合わせた先に耳成山と天香久山が見える。

飛鳥京絵図もあった。
これを見ながら展望台から眺めると面白い。
(飛鳥資料館より)

ちなみにジオラマではこのようになります。上の絵図と同じ方向です。
(飛鳥資料館より)

角度を変えて、甘樫丘越しに見た飛鳥京の風景。
中央の寺が飛鳥寺、奥の建物群が飛鳥正宮です。
ぐるっと360度まわってみましょうか。

西です。

畝傍山(うねびやま)とその向こうに二上山が見えます。

北です。

耳成山と天香久山が見える。

東です。

飛鳥寺と蘇我入鹿の首塚が見える。

南です。

田んぼの真ん中あたりが「伝飛鳥板蓋宮跡」です。ほぼ同じ場所に三時期の宮殿が存在していました。飛鳥岡本宮、飛鳥板蓋宮、後飛鳥岡本宮、飛鳥浄御原宮がそれです。
10回にわたって飛鳥を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。個人的にはかなり興味深い場所だなぁというのが実感です。特に人型の石造物はとても興味深い。あれはやはり海から渡って来た人達が彫った物だと考えた方が自然だと思う。異国情緒が漂っています。当時、難波津や住吉津には海を渡って多くの民族がたどり着いたといわれています。それらの人々は、都である飛鳥にたどり着いたのでしょう。当時の飛鳥は様々な人種が生活する国際都市だったのかもしれない。
今回の飛鳥は2日間でまわった内容の濃い町歩きでした。
さて、次はどこを歩きましょう…
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【 飛鳥アースダイバーシリーズ 】
1. 猿石・鬼の俎・鬼の雪隠・檜隈坂合陵・檜隈大内陵
2. 益田岩船
3. 亀石
4. 人頭石・二面石・猿石・石人像・須弥山石・マラ石・弥勒石
5. 岩屋山古墳・石舞台古墳
6. 飛鳥寺、蘇我入鹿首塚、飛鳥坐神社、水落遺跡、石神遺跡
7. 豊浦宮跡、小墾田宮跡、飛鳥板蓋宮跡、飛鳥稲淵宮殿跡
8. 亀形石造物、酒船石、高松塚古墳
9. 橘寺、川原寺跡
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