千里丘陵を歩く・旧寺内村・観音寺

千里丘陵を歩く（２）
観音寺と旧寺内村

江坂方面から高川沿いを歩いてきました。
途中何カ所かにコンクリートの古い橋が架かっています。


この橋は柵で渡れなくなっていましたが昔からあると思われる念仏橋。


その先に観音寺がある。念仏橋は参道になるのかな。

（大正12年測量地図）

中央の寺内（てらうち）の右にある寺が観音寺。その横にある橋が念仏橋だと思われます。


行基菩薩の開創で多田満仲（ただのみつなか）公をご本尊として崇拝されていたのだとか。


石段を上がって森の中に入って行きます。


石仏が無造作に祀られている。


こちらが本堂。住職はいらっしゃらないようです。


左手には大東亜戦争戦没者の忠魂碑があった。


これはなんだろう？擬宝珠のようだが…


念仏井戸の碑とねんぶつばしの親柱だろうか。
何か由来があるのでしょうが分かれば追記しておきます。


境内には祠がいくつかありますが、こちらは白蛇大明神が祀られている。


こちらは稲荷大明神。


さらに石段を上がって行きましょう。


昔ながらの北摂の森がそのまま残っていますね。


こちらの祠は吒枳尼尊天が祀られている。


「だきにそんてん」って読むのかな？


ここは新宮橋西交差点。右に見える森は服部緑地です。


さっきの観音寺がある森。昔の丘陵地が今も残る数少ない地域のひとつです。


新宮池の脇に地蔵尊がありました。


石仏がたくさん祀られています。道路整備等でこちらに集められたものなのでしょうか。それとも昔からここにあったのかな…


さて、ここから旧寺内地区に入って行きます。


昔の風情を感じる事ができる地域です。


水路がありました。季節なのでしょうか、水量が豊富。勢いよく流れていました。


いい感じの門です。


元茅葺き屋根。こういうのを見ると昔は茅葺き屋根の家が集まっていたのだ改めて実感します。


板塀の古さ加減がよい。


段蔵ではないのでしょうが微妙に段になっている。


大きな屋根と蔵の屋根との連続感がよいな。


上部が黒塗りの塀が渋いです。


手入れが行き届いた大きな木。


向こうの森が観音寺があった森です。


立派なファサードだ。


板塀とユニークなカタチの木がいい感じ。


部分的に残された塀。


地蔵尊を見つけました。よこに階段跡が残っている。


地蔵尊は町並みが変わって行く中で取り残されたように残っているので好きです。


畑と田んぼに出てきた。


あの森は何でしょうね。
位置的には神社っぽいのですが、行ってみましょうか。



より大きな地図で 新之介の北摂を歩く を表示


（千里丘陵を歩くシリーズ）
1.千里丘陵丘陵を歩く・江坂
2.千里丘陵を歩く・旧寺内村・観音寺
3.千里丘陵を歩く・旧石連寺村・住吉神社・興法寺
4.千里丘陵を歩く・下新田
5.千里丘陵を歩く・下新田・春日神社
6.千里丘陵を歩く・上新田の町並み
7.千里丘陵を歩く・上新田天神社・鎮守の森と宅地開発
8.千里丘陵を歩く・上新田の道標
9.千里丘陵を歩く・山田の変遷
10.千里丘陵を歩く・山田の町並みと紫雲寺と圓照寺
11.千里丘陵を歩く・伊射奈岐神社と山田の町並み
12.千里丘陵を歩く・佐井寺1
13.千里丘陵を歩く・佐井寺2


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