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商船三井ビルが耐震補強工事へ

2012年01月26日 00:01

商船三井ビルが
耐震補強工事へ!

今後もオフィスビルとして使用

神戸の商船三井ビルが解体されずに大規模な耐震補強工事を施し、今後もオフィスビルとして使用することを決めたようです。すばらしい英断。かなりうれしいニュースです。

商船三井ビル現役続行、耐震補強へcache 神戸新聞

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商船三井ビルディングは、商船三井の前身「大阪商船」が大正11年(1922)に神戸に建てたビル。設計は渡辺節氏です。ちょうど同じ時期の大正12年(1923)、大阪でも大阪商船・宇治川電気・日本電力の3社が共同でビルを建てるために株式会社大阪ビルヂングを設立しています。

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ダイビル本館が竣工したのは大正14年(1925)、こちらの設計も渡辺節氏でした。商船三井ビルディングとダイビルは兄弟ビルのようなものなのです。しかし、ダイビル本館は残念ながら2010年に解体され、現在新しいダイビル本館が建設中です。

商船三井ビルディングは今年で誕生90年。
そんな節目の年に、保有する商船三井は大規模な耐震補強工事を施し、今後もオフィスビルとして使用することを決めました。なんとすばらしい大英断!

ここ数年、旧ダイビルや新ダイビル、大阪中央郵便局や旧精華小学校など重要な建物の建替え話が多かったですが、久しぶりにいいニュースですね。


(追記)
先日、近くを通ったのでちょっとだけ写真を撮ってきました。
カッコイイ!
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コメント

  1. TOSSY | URL | mXJ0wlpU

    嬉しいですね

    神戸では一番好きなビルです 今は大丸の家具が入っていますが 前の道を電車が走っていたそうです リンクつけてある神戸新聞の古い写真では 目の前が海ですね そのころは知らないのでびっくりです

  2. machiko | URL | krENRnMA

    懐かしいです。

    昭和42年、商船三井に入社した私は、神戸支店に配属され、テレックス、テレタイプ(って、どんなものか、知らない人の方が多いんじゃないかしら?)の仕事をしていました。堀江健一さんが、初めて太平洋をヨットで横断し、神戸港に帰港された日も、1Fの電信室で仕事をしていました。移民船に使われた、ブラジル丸やアルゼンチナ丸の船内も、見学させてもらえました。オレンジファンネルが、商船三井の客船のシンボルでした。神戸港から香港まで、社員は\1000で乗船できたんですよ。大卒の初任給が、\30000なかった時代の話ですが(笑)懐かしいです。

  3. POP | URL | nKBDKouo

    原形をそのまま残すのは嬉しいです。対照的なのは、一番上の写真の商船三井ビルディングの手前のビルです。いくら下層部はモダン建築のデザインを残していても・・・「木に竹をつぐ」というのはこのことでしょうか。ダイビルもこんな感じかなと思うと残念です。

  4. 新之介 | URL | sDz630us

    TOSSYさん
    ほんとに海岸通りだったんですね。
    白黒写真は私もちょっと新鮮でした。

    machikoさん
    実際にこのビルで働かれていたんですね。
    凄いな。
    テレックス、テレタイプを検索しました。
    時代を感じますが、その時代では
    憧れの職業だったのではないでしょうか。
    おしゃれなオフィス街だったんでしょうね。

    POPさん
    おっしゃるとおりですね。
    ダイビルも同じようになるのでしょうが、
    当初は外壁も残す予定がなかったと思いますので
    それを考えると選択としてはありだと思っています。
    ところで、このビルは重要文化財とかにならないのかな…

  5. machiko | URL | krENRnMA

    50年ぶりに行って来ました。

    昨年の11月、両親の墓参の為に大阪に帰った際に行って来ました。
    海岸通りに面した入口ではなく、通勤時に出入りしていた裏側の入口から恐る恐る中に入ると、守衛の方に「どの様なご用でしょうか」と言われ「昭和42年4月から2年間、商船三井の社員として、1階の電信室で働いていました。50年ぶりに来ました」と言うと、「もう会社はありませんが、ゆっくり見ていって下さい」と言って貰えました。18歳の私が元気に駆け上がった階段を、もうしんどいからええかって眺めながら、長い年月を思いました。

    病気をしたり、千葉から茨城に引っ越したりで、随分お久しぶりのコメントです。




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