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京街道を歩く・渚の院・御殿山神社

2011年12月12日 08:00

京街道を歩く(22)
渚の院・御殿山神社

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明治21年測量の地図です。
京街道の左側には民家はなく大きな池がある。
右側の丘陵地帯に渚村が広がっています。

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現在の地図と重ねると

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このようになる。

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京阪御殿山駅です。

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少し歩くとこのような丘陵の斜面が現れる。

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ゆるやかな斜面をのぼっていきます。

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少し行くと石仏が並んでいました。立派な瓦屋根だ。

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地神三十六神守護と刻まれている。

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どういういわれがあるんだろう。

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御殿山神社に向かいます。

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坂をのぼった所に御殿山神社がある。

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御殿山の名称は惟喬親王(これたかしんのう)の渚院のあずまやに起源すると伝わるが、江戸初期に淀藩主永井家系統の永井伊賀守が領地支配の陣屋を建てたためと考えられている。

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というようなことが書かれてた。

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西粟倉神社と称していた時代もあったようですね。

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さて、ちょっと町を散策してみます。

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いい感じの煙出し屋根。

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石積みのある細い道。

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まっすぐ歩くとやや太い道とつながる。

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この道は村を南北に通る昔のメインの道。
京街道が整備される前の古道なのでしょうか。

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こちらにあるのは浄土宗 白雲寺。

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斜面の緑が美しい。

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境内には古そうな石仏がいくつか見えた。

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さらにこの道をまっすぐ歩いていきます。

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古い家がポツポツ残っている。

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白黒の感じがよいなぁ。

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この斜面にあるのが浄土宗 西雲寺。

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本堂です。

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右にあるのが観音堂。
渚の院跡にあった観音寺の本尊、十一面観世音菩薩が安置されているのだとか。

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そのまままっすぐ歩いていきます。

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この辺りが村の北端のようですね。

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現在の住所は渚元町。
その昔、淀川の波打ち際だったのでしょうか。

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さて、ここは市立渚保育園です。

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ここに渚院跡の碑があります。平安時代、惟喬親王(これたかしんのう)の別荘・渚院があったといわれています。

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柵の鍵は保育園にあるようなのですが、ラッキーなことにこちら側の柵の鍵が開いていました。

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ここに鐘楼が保存されている。

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渚院跡地に建てられた観音寺の鐘楼。
鐘楼と梵鐘は共に枚方市指定有形文化財です。

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足元がいい感じです。

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梵鐘は河内国惣官鋳物師(かわちのくにそうかんいもじ)の枚方の田中家が寛政8年(1796)に鋳造したものです。

(関連記事)「京街道を歩く(18)万年寺跡・意賀美神社2011.11.21

IMG_1976_4.jpg
波瀲邑渚院
観音寺
寛政八丙辰年四月 

この地はもと粟倉郷と称されていて波瀲(なぎさ)郷とも呼ばれていたようです。その後、渚村になりました。

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冶工枚方住
田中河内大目藤原家信

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渚の院とは惟喬親王が交野遊猟の際に泊まった別荘のことです。

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「河内名所図会・渚院」より
この絵はその跡にできた観音寺でしょうか。
堂の前には五本桜と駒止松があったようです。
正面左手に五輪塔のようなものが見えます。

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「河内名所図会・惟喬親王遊猟」より
右端の馬に乗っているのが惟喬親王でしょうか。腕には鷹がとまっている。遊猟とは鷹狩のことなのですね。

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在原業平(ありわらのなりひら)が惟喬親王のお供とし、渚の院にて桜を見て詠んだ歌が伊勢物語にも描かれている。

世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし


この世の中に桜が無かったなら、春を過ごす心はのどかであったろうと詠んでいるようです。春は散り急ぐ桜に心が急がされるから、いっそなかったほうがのどかに過ごせるということなのでしょうか。

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他にも大小の石碑が並んでいる。
真ん中のかなり傷んでいる白い石碑が「渚院」の顕彰碑。
その横に五輪塔がある。

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これは新しく復刻された顕彰碑です。

IMG_1981_t.jpg
読めるように大きい画像を貼っています。私は読めませんが…^^;
ちなみに「大阪府全志 巻之四(P.1330-1331)」にも全文が載っていましたよ。



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