西今里・東今里

今里まちなみ逍遥 ③
旧西今里村・旧東今里村を歩く


明治18年測量の地図です。
大今里村の北に西今里村と東今里村がある。
そこを歩いてきました。


大今里村から西今里村へ行く途中、


かなり長い商店街がある。今里新道筋商店街。
ちらっとしか通らなかったけどシャッターが下りているのが多かったように思う。


一力餅本店の看板、ええ感じ。


ここはなんだろう？


由緒を読むと、こちらに祀られているのは歳之神。
1583年、豊臣秀吉が大阪城の築城に際し、その護り神として城を囲む周辺にお祀りしたもののひとつだとか。なんか凄いものがさり気なくあったぞ。


さて、西今里村と東今里村を結ぶくねくね道に来ました。


民家の玄関前に権太夫大神が祀られている。


8月23日24日は地蔵盆でしたね。
こちらでもお祭りをしたようです。


こちらは西今里村の氏神であった八剣（やつるぎ）神社跡、
現在は八王子神社の御旅所になっている。


明治42年に中本（旧本庄村）の八王子神社に合祀されたようだ。
大今里村よりも本庄村との縁が深かったことが伺える。


樹齢1300年と言われる大楠は、明治18年の淀川切れの大洪水の時に40数名が楠の枝の上で３日間避難して命が助かったと語り伝えられている。


暗越奈良街道沿いの道標にもあった常善寺。
江戸時代は大阪の芝居興業と深い関わりを持っていたとか。


古い家はあまり見かけなかったが、
古い村の名残はところどころに残っている。


奥と手前に地蔵尊が２つ祀られていた。


ここは旧村の端、この地蔵尊は村の入口に昔からあったものかもしれない。


大通りに出てみた。
昭和な町並みがわずかに残っている。


いいね、チェリオ。
王冠の裏をめくると当たりがあったのだ。


さて、

東今里村の入り口にやって来ました。


大今里村にある熊野大神宮の御旅所。


ここは旧東今里村の氏神、八剣（やつるぎ）神社があった場所。
明治44年に熊野大神宮に合祀されました。
そうか、西今里村も東今里村も八剣神社だったんだ。


ええ感じの道。


この一角だけが昔の風情を残している。


浄土真宗 光照寺。
ネットで調べていてびっくりしたのだが
こちらの住職さんはボディービルダーだったようです。
寺の歴史もいいですよ。

要するに、そこそこ古い寺。

という風にまとめている。
いいね、そのノリが好きです ^ ^


明治4年の廃藩置県で東成郡は3区33組61ヵ村に編成されましたが
東今里村は深江村と共に8番組だったようです。
深江とも親交があった地域なんでしょうね。


（関連記事）
「大阪巨樹巡礼 ６ 八王子神社御旅所の楠」 2011.08.19
「今里・暗越奈良街道」 2011.08.21
「大今里・熊野大神宮と妙法寺」 2011.08.24
「西今里・東今里」 2011.08.26
「東成・旧本庄村・旧中道村」 2011.08.28


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