2011年01月04日 09:00
もうすぐ さよなら
大阪駅・ホーム屋根

大阪駅の大屋根ができてきましたね。

もう雨が降ってもホームで濡れることはありません。

噂では、各ホームの屋根の撤去が年明けから始まるそうです。

このホーム屋根がなくなっちゃうのって結構すごいことかも。
僕的には大屋根ができたことよりも大きな出来事です。

この鉄骨は古くていいですよね。

このぶつぶつがよろしい。これ、リベットといいます。
ところで、この鉄骨はいつからあるのでしょう?

「大阪駅の歴史」より
大阪駅が高架駅になったのは昭和9年(1934)です。
この写真は阪急と省線( 現JR )の上下がひっくり返る時の写真。
高架線だった阪急が地上線へ、地上線だった省線が高架線へ、
一晩で入れ替える工事がありました。
ホーム屋根の古い鉄骨はおそらくこの時のものだと思います。
(関連記事)「阪急梅田駅の歴史2 省線切替工事篇」

一部はすでに切断されています。

このリベット、好きな人が結構いるようです。
リベットフェチというコトバもあるみたい…

という僕もそれに近いかもしれないな…
ところで、

なぜこの鉄骨だけ飛び出してる?
(おまけ)

たまたま一両だけのEF8144がおった。
これトワイライトエクスプレスだったやつですよね。
(追記)
4月19日現在、旧ホーム屋根の撤去が行われる気配はありません。聞くところによると、雨が降った日にホームの一部に雨がかかっているそうで、その様子を見ながら対策を検討しているようです。梅雨や台風の時期にどのように雨がホーム内に入ってくるのか、こればかりは実際とシュミレーションではやはり違うのでしょう。開放感も楽しみですが乗客の安全が第一、別にしばらくこのままでもいいと思いますので、ゆっくり待ちたいと思います。
(追記)
平成23年5月20日、JR西日本の定例社長会見でホーム屋根のことに触れていました。以下引用です。
2 大阪駅開発プロジェクト(3)今後の課題
(前文略)最後に、ホーム屋根が残っている件についてお話しさせていただきます。グランドオープン時にホーム屋根を全部取り外すという計画は当初より入っておらず、一部報道にあったように「急きょ工事を見合わせた」ということではありません。現在東西ホーム端の新しい屋根は既に完成しております。雨が降り込むのを防ぐため、当初の計画どおり屋根を取り付けております。現在は主に橋上駅部分の天井設置工事を優先して実施しており、その後古い屋根は順次撤去する予定です。ただし、天候によって一部の場所で雨が霧状に舞い込むことも考えられますので、梅雨時期の状況を見ながら、場合によっては部分的に透明な屋根を設置することなども検討していく考えです。不確定要素はあるものの、年度内目途で完成させたいと考えております。今後も可能な限りの対応をさせていただきたいと考えております。
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175320_799.html
(追記)
平成23年7月1日、JR西日本は大阪駅ホーム屋根に関わる工事計画をプレスリリースしました。
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175373_799.html

ガラス製の透明な屋根にするようですね。

この図を見る限り古いホーム屋根を支えていた鉄骨が残るようですね。個人的にはちょっとうれしいかも。
ポチッと、応援よろしく♪
大阪駅・ホーム屋根

大阪駅の大屋根ができてきましたね。

もう雨が降ってもホームで濡れることはありません。

噂では、各ホームの屋根の撤去が年明けから始まるそうです。

このホーム屋根がなくなっちゃうのって結構すごいことかも。
僕的には大屋根ができたことよりも大きな出来事です。

この鉄骨は古くていいですよね。

このぶつぶつがよろしい。これ、リベットといいます。
ところで、この鉄骨はいつからあるのでしょう?

「大阪駅の歴史」より
大阪駅が高架駅になったのは昭和9年(1934)です。
この写真は阪急と省線( 現JR )の上下がひっくり返る時の写真。
高架線だった阪急が地上線へ、地上線だった省線が高架線へ、
一晩で入れ替える工事がありました。
ホーム屋根の古い鉄骨はおそらくこの時のものだと思います。
(関連記事)「阪急梅田駅の歴史2 省線切替工事篇」

一部はすでに切断されています。

このリベット、好きな人が結構いるようです。
リベットフェチというコトバもあるみたい…

という僕もそれに近いかもしれないな…
ところで、

なぜこの鉄骨だけ飛び出してる?
(おまけ)

たまたま一両だけのEF8144がおった。
これトワイライトエクスプレスだったやつですよね。
(追記)
4月19日現在、旧ホーム屋根の撤去が行われる気配はありません。聞くところによると、雨が降った日にホームの一部に雨がかかっているそうで、その様子を見ながら対策を検討しているようです。梅雨や台風の時期にどのように雨がホーム内に入ってくるのか、こればかりは実際とシュミレーションではやはり違うのでしょう。開放感も楽しみですが乗客の安全が第一、別にしばらくこのままでもいいと思いますので、ゆっくり待ちたいと思います。
(追記)
平成23年5月20日、JR西日本の定例社長会見でホーム屋根のことに触れていました。以下引用です。
2 大阪駅開発プロジェクト(3)今後の課題
(前文略)最後に、ホーム屋根が残っている件についてお話しさせていただきます。グランドオープン時にホーム屋根を全部取り外すという計画は当初より入っておらず、一部報道にあったように「急きょ工事を見合わせた」ということではありません。現在東西ホーム端の新しい屋根は既に完成しております。雨が降り込むのを防ぐため、当初の計画どおり屋根を取り付けております。現在は主に橋上駅部分の天井設置工事を優先して実施しており、その後古い屋根は順次撤去する予定です。ただし、天候によって一部の場所で雨が霧状に舞い込むことも考えられますので、梅雨時期の状況を見ながら、場合によっては部分的に透明な屋根を設置することなども検討していく考えです。不確定要素はあるものの、年度内目途で完成させたいと考えております。今後も可能な限りの対応をさせていただきたいと考えております。
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175320_799.html
(追記)
平成23年7月1日、JR西日本は大阪駅ホーム屋根に関わる工事計画をプレスリリースしました。
http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175373_799.html

ガラス製の透明な屋根にするようですね。

この図を見る限り古いホーム屋根を支えていた鉄骨が残るようですね。個人的にはちょっとうれしいかも。
ポチッと、応援よろしく♪

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コメント
ウィンヤーン | URL | jPXlPbOk
大阪へ帰ってました
12月25~27日に大阪におりまして、大阪駅の大屋根も見て下の屋根は不要なんやなと考えてはおりましたが、鉄骨やリベットにまでは目がいきませんでした。
今年も情報発信楽しみにしています。
( 2011年01月04日 09:48 [Edit] )
TOSSY | URL | mXJ0wlpU
なぜかさびしい
いよいよ大阪駅ホームの旧屋根もなくなり新しい駅のようになるのですね
なぜかさびしいです
私の最寄駅も古いレールで作った柱 梁の古い駅舎です
リベットあります
いつまでもそのままがいいです
コンクリートの橋上駅にはしてもらいたくないです
( 2011年01月05日 12:15 [Edit] )
ゼク | URL | q1cvaNjE
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
僕も何を隠そうリベット好きですよ~!
何と言っても1個1個リベットを焼いて打って行ったと言う行為
自体が趣き深いと思います。六角のボルトと比べれば、
アナログとデジタルのような違いがありますね。
鳥飼大橋もなくなりますし、古いものがどんどんなくなりますね。
( 2011年01月05日 20:54 [Edit] )
ぽり | URL | Q0xYRLUA
あけましておめでとうございます。
下から三番目の写真。鉄骨が接いであるのは大阪駅地盤沈下の傷跡ですね。
プラットフォームの扛上(こうじょう、嵩上げの意味)はよく知られていますが。
屋根も接いで上げています。
ホームが波打ち蒸気機関車が屋根に当たりながら運行していたそうで
柱を一旦切った上で鉄板で挟みリベットでとめてあります。
下から二番目の写真の架線用の柱ですがこのあたりから阪急側の梅田大通架道橋あたりの架線用柱、架道橋の桁とも扛上されているようです。
大阪工事局の記録誌に記載されています。
東京駅の5,6番ホームの鋳物の柱までではないですが何かしらの形で残ればいいかなと思います。
( 2011年01月05日 21:10 [Edit] )
きーぼー | URL | kNOGdEho
溥儀も見た大阪駅の生き証人
これが無くなると昔の大阪駅の面影もほとんど無くなるかな。
下から2枚目のは鉄骨の上から架線柱が生えてるような感じになっていますね。
トラックバックしたうちの記事で載せている昭和9年頃の写真http://f.hatena.ne.jp/keyboar/20101119154910 に見られる架線の梁の名残なのでしょうか。
それにしても阪急からの連絡通路の脇にポツンとある架線柱はいつまで残るんでしょうね。
( 2011年01月06日 02:25 [Edit] )
うめこぶちゃ | URL | nKBDKouo
大屋根ができたから、この下の屋根は早く撤去すればいいのにと単純に考えてました。古い屋根には、それなりの歴史があったんですね。撤去される前に教えていただいて感謝です。リベット見に行ってきます。
( 2011年01月07日 00:30 [Edit] )
kotaro | URL | 8nGiSIKA
ヨーロッパ風のターミナルに
ドイツのケルン駅を思わせるような風格になり、喜びたいと思います。
大阪の長い沈滞を吹き飛ばすきっかけに、なって欲しいです。
古いものも好きですが、積極的な設備投資もしないと、新しい人が街にやって来ないと思います。
大阪の不景気脱出は、大阪駅周辺の全面再開発から、点火してもらいたいです。
( 2011年01月08日 23:48 [Edit] )
Empizzo | URL | X/aoCwEI
ああ
先日阪急グランドビルから大阪駅を見下ろして
その変貌ぶりに改めて驚いていたところでした。
こちらで扱われたような過去の大阪駅を支えてきたものが
同時に消滅することでもあるわけですね。
昭和9年に生まれた方は現在76歳。
短くはないですね。
この長い間、駅関係者や利用者の人生と駅との「邂逅」が
おびただしくあったのだろうと思います。
またこの76年間の、とりわけ最初の20年間ほどは
「えげつないほどの大阪の変貌」を大阪駅は見てきたと思います。
そうした歴史をものがたるものに目を向けることができる・・・。
新之介さんがカメラを向けられた心の琴線に感動します。
(大阪駅に行ってみようかな)
それにしても昭和9年の航空写真は何度見てもしびれます。
( 2011年01月10日 09:36 [Edit] )
新之介 | URL | sDz630us
ウィンヤーンさん
基本的には新しいものを歓迎したいと思っています。
でも、その代わりに無くなっていくモノにも目を向けてあげたい。
しっかり見納め役をしていくつもりです。
TOSSYさん
まだまだ使えるものがどんどん無くなっていく。
寂しいですよね。
しっかり見納めしてあげないと。
ゼクさん
リベットというのを初めて教えてくださったのは
ゼクさんじゃなかったでしょうか。
十三大橋の記事の時に。
僕もそれからリベット好きになりました。
鳥飼大橋、まだ行けてないです。
行っておかないと。
ぽりさん
いい情報ありがとうございます。
扛上の痕跡を確認してみたい。
探してみます。
東京駅に当時の架線柱が残っていたのですね。
http://www11.tok2.com/home/minami234696/2003old%2026%20tokyoeki%20old%20kasentyu.htm
粋ですね。
大阪駅はどうなるのでしょう。
きーぼーさん
なるほど。
写真の架線柱かもしれませんね。
古い架線柱の一つや二つ、
意味がなくても残しおいてほしいです。
残すことに意味がでてくる。
うめこぶちゃさん
普段ほとんど意識していなかったモノでも
急になくなってしまうと寂しいもんですよね。
ただすぐにまた忘れちゃうんですけどね ^^
ひとりでも気づいてくれる人が増えると嬉しいです。
kotaroさん
おっしゃるとおりだと思います。
新しく出来るものに期待し、
無くなっていくものを見納めしてやりたい。
元気のいい大阪にまたなってほしいです。
Empizzoさん
大阪駅の変貌、大阪駅周辺の変貌はすごい。
北ヤードの変貌も楽しみですね。
過去を知るとその土地に愛着が湧いてきます。
僕はブログを始めてこの地域にかなり愛着が湧いてしまった。
無くなっていくものをしっかり見納めしていきたいと思っています。
( 2011年01月10日 18:32 [Edit] )
| |
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( 2022年08月20日 16:21 )
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