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西国街道を歩く・石橋

2010年10月03日 07:20

西国街道を歩く(4)
瀬川~石橋

ishibashi_001.jpg
明治18年測量の地図です。
残念ながら私が持っている資料は真ん中の部分が切れています。
下の○は西国街道と能勢街道が交差する場所。
そこに石の橋があったのです。

ishibashi_002.jpg
現在の地図と重ねるとこうなる。
いちばん肝心の○部分が残念だ。

ishibashi_003.jpg
右上が瀬川になります。
そのから歩いて行きます。

(追記)
ishibashi_004.jpg
今津っ子さんからデータをお借りしました。
ありがとうございます♪

IMG_9162_2.jpg
瀬川方面から水路沿いを西国街道が通っています。

IMG_9168_2.jpg
水路は阪急電車の手前まで続いてる。

IMG_9171_2.jpg
線路沿いに地蔵尊があった。立派な祠。

IMG_9176_2.jpg
祠の中には石像がいっぱい。
お地蔵さんの多い地域だったんですね。街道筋らしい。

IMG_9183_2.jpg
さて、171号線の下をくぐり線路を渡ります。

IMG_9184_2.jpg
あっちは阪急「石橋」駅

IMG_9185_2.jpg
この踏切りの名前は「野」です。
の!

IMG_9187_2.jpg
地道の171号線を少しだけ歩くと

IMG_9189_2.jpg
右手に西国街道が続きます。

IMG_9211_2.jpg
少し歩くとこんな所があった。

IMG_9194_2.jpg
お地蔵さんがいっぱい置いてある。

IMG_9197_2.jpg
弁財天と無縁佛を祀ってるみたい。
安政池、素面池、新池、玉坂新池の文字が確認できる。

IMG_9198_2.jpg
明治18年測量地図を見てもらうと周辺に池がいくつか確認できます。
それらが整備された時に無縁佛になってしまったお地蔵さんたちを
ここに集めているのかもしれません。

IMG_9209_2.jpg
それにしても、数が多いですね。
2つのメジャーな街道が交差する地域性なのかもしれないな。

さて、
IMG_9217_2.jpg
石橋阪大下交差点を越えて正面の細い道に向かいます。

IMG_9220_2.jpg
タイガースの軽トラを横目に歩いて行くと

IMG_9226_2.jpg
お地蔵さんがあった。で、奥の曲がり角に公園がある。

IMG_9231_2.jpg
公園のお堂は辻の地蔵と言うらしい。

IMG_9228_2.jpg
こんなプレートも。
街歩き時はとても参考になる。

IMG_9235_2.jpg
この水路の石積みも古そう。
そういえば、この水路に降りて写真を撮ってた人が…
  ↓  ↓  ↓
石橋の石橋(池田市)日常旅行日記

IMG_9242_2.jpg
ちょっとええ感じの街道風景。

IMG_9245_2.jpg
さて、阪急電車の線路がまた見えてきた。

IMG_9261_2.jpg
この踏切りがある場所が、
ちょうど西国街道と能勢街道がクロスする場所。

IMG_9260_2.jpg
西国街道踏切道です。

IMG_9259_2.jpg
江戸時代にはここに高札場があったようです。

IMG_9250_3.jpg
これは高札を復元しているようですね。
(クリックすると拡大します)

IMG_9251_2.jpg
この道が交差する場所に石橋は架かっていました。
箕面有馬電気軌道(阪急電鉄)の線路の敷設時に撤去されたようです。

(関連サイト)
この石何の石?石橋南小学校

IMG_9254_2.jpg
この道標は個人の敷地にあったものを
最近移設されたもののようですね。
右 西宮
左 大坂

IMG_9255_2.jpg
右 妙見?
すぐ 西宮? 
この面は傷みが激しく読みにくい。

IMG_9264_2.jpg
向こうは阪急「石橋」駅です。


より大きな地図で 西国街道 を表示


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コメント

  1. | URL | -

    毎日の様に通っていた道が見られてうれしいな。非常になつかしいです。

  2. びんみん | URL | j549y3BY

    こんばんは。
    またリンクしていただいてありがとうございます。
    お地蔵さんの集まっているところがいい雰囲気です。

    最近、高札場跡が整備されたんですね。
    この道標は少し南にあったもの?
    元々はこの位置だったのでしょうか。
    街道の交差点がこのように注目されるのはうれしく思います。

  3. 今津っ子 | URL | 4nygY/.M

    西国街道のこの辺りはまだちゃんと歩いたことがなく、楽しみに読ませていただいています。
    明治の地図が欠けているとのことですので、手持ちのコピーをスキャンしました。よろしければご利用ください。

    http://imazukko.fau.jp/style/map/ishibashi.jpg

    ところで、街道には幕府公認の宿場以外に、幕府黙認の「間宿」がそのすきまを埋めていましたが、西宮でも正規の西宮宿以外に今津に間宿がありました。
    本陣に準じた宿屋があったそうなので、そのことをBLOGで紹介しようと思い、本陣の建物の写真を探しています。
    もしよろしければ椿の本陣の写真をお借りできますでしょうか。
    よろしくお願いします。

  4. 新之介 | URL | sDz630us

    >毎日の様に通っていた道が見られてうれしいな。非常になつかしいです。
    ありがとう。普通の町並みを記録として残しておきたいんです。


    びんみんさん

    道標は元々街道が交差していた場所にあったのだと思います。
    石橋があった場所に。
    当時の写真があったらな…
    見てみたいですよね。


    今津っ子さん

    地図、ありがとうございます♪
    椿の本陣の写真を以前のメールアドレスに送ったのですが
    エラーで跳ね返ってきました。
    非公開コメントでメールアドレスを教えていただけますか。
    よろしくお願いします。

  5. | |

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  6. 井口堂太郎 | URL | -

    今井水路

    いつも楽しく読ませていただいています。
    地元がでてくると、すごくうれしいですね。

    街道のお話なのに関係なくて恐縮ですが

    >瀬川方面から水路沿いを西国街道が通っています。

    以前に新之介様が書いておられた今井水路ですよね
    青い水門から、小さい滝?っぽく曲がって
    少し暗渠をぬけて石橋駅の商店街に向かって…

    自由研究で水路調査と称して、魚とりしながら
    地図にドブ川をいっぱい書きこんだ
    数十年まえの夏休みを思い出しました。

  7. きーぼー | URL | kNOGdEho

    道標

    移設してもらったこの道標は幸せ者ですね。「すぐ西宮」はかなり距離があるのに不思議です。
    最寄りの門戸厄神駅の前を西国街道が通っているので道標は身近な存在ですが、道路工事の度に誰も気を遣わなかったためにどんどん下が埋まって行ったり、折れて溝に転がっていたりした所を危うく救われた物が結構多いようです。
    西宮まで新之介さんの記事が進むのを楽しみにしてます(笑)

  8. 新之介 | URL | sDz630us

    井口堂太郎さん

    そうか。今井水路だったのか。
    実は気づいていませんでした ^^;
    水路のある町は好きです。
    水路めぐりをしてみようかな…


    きーぼーさん

    道標の「すぐ」は「まっすぐ」という意味です。
    私も最初は不思議に思っていました ^^
    西宮までいってほしいというリクエストはあります。
    市内はかなり区画整理されているので歩くのが困難そうですが
    それはそれで面白いかもしれませんね。
    近いうちに古地図を手に入れて歩くかもしれません。

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