このエントリーをはてなブックマークに追加

五社神社の梵天太鼓

2009年10月25日 08:00

五穀豊穣・中嶋梵天太鼓

10月24(土)、西淀川区中島の五社神社で秋祭りが行われました。
大阪市内では珍しい梵天太鼓が出るというので、少しだけのぞいてきました。

DSC03042.jpg
これが梵天。

DSC03064.jpg
太鼓の周りを囲むように4つの梵天がつけられています。

DSC03088.jpg
4人の打ち子が太鼓を叩き、

DSC03093.jpg
大人達がそれを持ち上げて、神社を宮出します。

DSC03095.jpg
梵天太鼓って珍しいと思ったのですが、
調べると豊中市や尼崎市では数基の梵天太鼓が現存していました。
五社神社の前には尼崎街道が通っていたので、
中島に梵天太鼓が伝わったのは、それと関係があるのかもしれません。

DSC03132.jpg
さぁ、いよいよ神社を出て行きます。

DSC03135.jpg
ちょっと鳥居につかえて出にくそう。

DSC03136.jpg
よっしゃ。
やっと外に出れました。

DSC03147.jpg
ここで、台車にはめて出発です。

DSC03188.jpg
引き子も子供達。

DSC03232.jpg
こうやって、梵天太鼓が中島の町中を練り歩きます。

DSC03260.jpg
今回は宮出だけを見に行きましたが、夜の部もあるようです。

東新湯前で午後7時半から、
宮入が午後9時半頃におこなわれるようです。
夜の部は大人達の祭りになるのでしょうか。

DSC03026.jpg
ところで、この祭りは五穀豊穣を祝う祭りでもあります。

DSC03206.jpg
こんな海に近い地域で五穀豊穣を祝う祭りって、
ピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、

DSC03219.jpg
この地域は元々新田として開拓された地域なのです。

gosya.jpg
これは明治18年測量の地図ですが、
この辺りのほとんどが水田だった事が分かります。
ちなみに、中島新田の中島とは、この地を開発した
丁字屋中島市衛門にちなんでいます。


より大きな地図で 五社神社 を表示
その水田も、いつしか工場に変わっていきました。

DSC03267.jpg
五社神社では、今も昔もずっと実りの季節にお祭りが行われてきました。

DSC03268.jpg
今の時期、昔はきっと見渡す限り、
稲刈りが終わった田んぼが広がっていたのでしょうね。


ポチッと、応援よろしく♪
banner_22.gif
スポンサーサイト





コメント

  1. こぶたもち | URL | k5fca2wY

    ぼんてん・・・

    耳かきのあのふわふわを
    「ぼんてん」と呼ぶのは
    ここからきているのですね!!

  2. TOSSY | URL | mXJ0wlpU

    梵天

    はじめてみました
    珍しいですね

    私は梵天と言うと子供の頃近所の飼い犬(秋田犬)の名前が 梵天丸でした
    大阪の造船やさんのお家でしたから船の名前と思っていました

    フワフワした丸いものをポンポンと言っていましたが 梵天と関係あるのかな
    梵天は ポンポン咲きのダリアそっくりです

  3. 新之介 | URL | sDz630us

    梵天とは

    こぶたもちさん
    TOSSYさん

    日本語大辞典で梵天を調べたところ
    修験道(しゅげんどう)で、棒の先につける
    大きな御幣。神霊の依代(よりしろ)とされ、
    祭礼の行列に捧げ持つ。幣束(へいそく)。

    と書かれていました。

    梵天って、神様への捧げものみたいな
    意味があるのかもしれませんね。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://atamatote.blog119.fc2.com/tb.php/344-7da5d4b1
この記事へのトラックバック