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大阪高低差学会が大阪北ヤードアートフェスティバルに参加

2014年03月17日 07:00

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大阪高低差学会が
大阪北ヤードアートフェスティバルに参加します。

日時:3/21(金・祝)〜23日(日)
午前11時〜午後10時 (最終日は午後7時頃まで)

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展示ブースでは地形図のポスターなどを展示。これは展示するポスターですがサイズが1800mmX1200mmありますのでぜひ間近でご覧ください。新作の缶バッチも少量ですが作りますので、安価で販売予定です。

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トークイベントも行います!
出演はおせわがかりの3人(新之介、ちゅうやん、miz0001)です。1部のスライド上映では大阪の高低差を写真で紹介、2部では上町台地に深く関わったオダサクの話などわーわーとやる予定。途中参加、途中抜けOKのゆるいトークイベントです。初心者向けにわかりやすい内容にしたいと思っていますのでお気軽にご参加ください。

日時:3月22日(土)
午後4時30分〜午後6時30分
(参加費無料)

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※ピエロハーバーは入場無料です。一応カフェですので、ドリンクとか注文していただけるとありがたいです。食事メニューもいろいろあります。会場内にいる時は、名札を付けていますのでお気軽にお声をかけてくださいませ。


(関連サイト)
大阪高低差学会トークイベントのお知らせ大阪高低差学会
大阪北ヤード・アートフェスティバル2014春祭
ピエロハーバーの地図


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さよなら十三のタケダの看板 2

2014年03月12日 07:00

十三のもうひとつのシンボル
タケダの看板が
そろそろヤバイです


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昨年の11月に解体準備が始まったことをお知らせしましたが、タケダの看板に大きな変化が現れています。

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看板の土台部分がフェンスで囲われだしました。

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さらに、3面あるうちの西面はすでに足場が組まれた模様。

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よく見るとところどころに破けたような跡が見えます。

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表面を覆っている鉄板が剥離しているようです。
重機ではなく手作業で解体しているのでしょうか。
看板がすべて解体されるまではもうしばらくかかりそうな感じ。
看板の見納めは今のうちですよ。

(追記)
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夜(12日)に立ち寄ったら三面ともシートで覆われていました。残念!写真は8日に撮っていたのですが、アップするのが遅すぎたかも。ごめんなさい…

(追記)
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4月1日にちょっと立ち寄ったのですが、完全になくなっていました。解体準備も進んでいる様子。


(関連記事)
十三のランドマーク・さよならタケダの看板2013.11.16


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阪急十三・ションベン横丁の火災と現在過去未来

2014年03月08日 22:30

さよならションベン横丁
復興を願って

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2014年3月7日午前9時頃の写真です。
まだこの時間帯は煙がすごい勢いで立ち上がっていました。

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阪急十三駅の西改札口は完全封鎖。まだ危険な状態でした。

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波平通りもこれ以上は行けない。向こうでは消火活動が行われています。

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周辺道路もこのような状態。多くの消防車が中に入れないようでした。

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ホースは東口からも地下道を通って西口のションベン横丁へ。

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十三駅構内も煙でこのような状態でした。

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夜にも立ち寄りました。西改札口です。ここから見る限り丸一屋はかなりの被害、今里屋久兵衛はギリギリ延焼を免れたように見えるが詳しくはわかりません。

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外からもこれ以上は行けませんでした。

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翌日の朝です。

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言葉を失いました。

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ここからは向こうが見えない。

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北側にまわってみました。

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奥では現場検証が行われている様子。

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今回の火災は本当にショックでした。
関係者の皆さんはもっと心を痛めていることと思います。
心よりお見舞い申し上げます。

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2008年12月に撮った写真です。
ちょっと昔の写真を引っ張りだしてきたのでいくつかご紹介を。

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大衆酒場十三屋。朝の10時から店が開いてましたね。この日も賑わっていました。

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この通り、正確にはしょんべん横丁ではなく中筋(なかすじ)といいます。しょんべん横丁は駅側になります。

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トリスバーの黄色い看板。こちらに通っていた方も多いのではないでしょうか。

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阪急神戸線ホーム横のこの細い道がしょんべん横丁。

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昔は西口付近にトイレがなかったのでここで小便をした人が多かったようです。

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いまはする人がいなくなったと思いますが、

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鳥居がここにも

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こっちにも。

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昔は小便臭かったのでしょう。

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今は公衆便所ができています。

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しょんべん横丁の昼間。

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そして夜。

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夜になると雰囲気がガラリと変わります。

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この道の狭さがふらっと店に入りたくなる狭さなのかもしれない。

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中がのぞけてメニューも表に貼っていたりして。

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やはりこの横丁は夜が似合う。

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こちらの店構えはシュッとしてましたね。

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なかすじです。

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こっち側は看板が両側からごちゃごちゃしてる。

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でも重なってないんですよね。これが。

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この眺めがもう見れないのかと思うとちょっと悲しい。

「ふるさとの想い出写真集明治大正昭和・大阪」より
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これは昭和20年6月7日の大阪大空襲の日、夕方には神戸線のみが運転再開したようでその時の様子を写しています。多くの人が駅に押し寄せています。右の道が現在のなかすじ。左のホームの下には防空壕の穴が複数見えます。その辺りが今のしょんべん横丁だと思います。

「新風土記 1958・大阪府/岩波写真文庫」より
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これは昭和33年の写真です。写真右側に神戸線のホームとしょんべん横丁となかすじが写っています。この密集した状態が現在まで続いていました。ほとんどが木造住宅なので、もし火事が起きればそのほとんどが焼けてしまうということは皆がどこかでわかっていたはず。それが現実に起きてしまいました。

今後の復興には法律という大きな壁が待ち構えています。
私は法律の素人ですので詳しいことはわかりませんが、このしょんべん横丁一帯は、建築基準法の制定(昭和25年)以前に建てられた物が多いと思われるので、新たに建築する場合、道路の中心から約2m離す必要があります。今の道幅がわかりませんが、全体的に数十cm〜1mほど後退する必要があると思われます。そんなことしたら狭い店がもっと狭くなってしまう。

平成14年に起きた法善寺横丁の火災の時も同じような問題が起きました。この時は、当時の市長が「行政としても何ができるか知恵を出すように」と指示を出したこともあり、行政を巻き込んでの復興事業により横丁が存続できました。しょんべん横丁と法善寺横丁を比べるのは無理があるかもしれませんが、何か解決策があるかもしれません。

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この小便小僧は見返りトミー君。この地域のシンボルです。

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ションベン横丁って名前にいいイメージはないかもしれませんが、我々地元の人間にとっては愛着のある呼び名です。復興した時もこの呼び名で呼びたくなるような飲食街になってほしい。

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ションベン横丁の復興、
全力で応援していきたいと思います。

(追記)
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地元の商店街も動き出しています。トミータウン会長の中田八朗氏は喜八洲総本舗の社長です。中田氏の心強い言葉が心に響きました。私は地元の歴史を調べている人間ですからあの場所の生い立ちはわかっています。ネガティブな意見が出ても仕方がないとも思っています。ただ、しょんべん横丁は焼け野原だった十三が大歓楽街へと発展していった象徴的な場所のひとつです。しょんべん横丁に行くためにわざわざ電車を降りてくださる方も多い。地域活性化のためにも、しょんべん横丁の復活はとても重要です。行政の方々にもぜひ前向きに協力していただきたい。解決策が必ずあるはずです。時間がかかると思いますが見守っていきたいと思います。


(追記)
十三横丁、火災1週間…大阪市が特別チーム2014.03.14 読売新聞 (capture)
↑大阪市長選挙中で対応の遅れを心配していましたが、副市長がリーダーシップを発揮してくださっています。


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