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西宮市北山公園の磐座・前編

2013年11月11日 21:45

神戸アースダイバー(6)
北山緑化植物園に眠る磐座

西宮市の北山公園内に巨石群があるというので立ち寄ってきました。目的はそれらの巨石が古代祭祀場、いわゆる磐座(いわくら)ではないのだろうかと考えているからなのですが、そこにたどり着くまでに興味深い岩がたくさんあって、「なんだ、ここは!」と何度も言いたくなるくらい、とても面白いエリアでした。

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駐車場利用のためになにげなく立ち寄った北山緑化植物園。

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入口近くに大きな石と解説板があった。

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ここは、徳川大坂城を築城する際の採石場だったようです。ここから切り出された石はおそらく西宮港から大坂城まで船で運ばれたのでしょう。

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園内は木々で覆われているので石切り場のイメージはまったくありません。

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ここに大きな岩があったのでちょっと中に入っていく事にしました。

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イノシシ避けの柵がある。

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中に入ると大きな岩がいたるところにありました。

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ここから上に上がれるようですね。

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岩に囲まれた階段を上りきると、

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開けた場所に出てきます。

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なんだ、これは!

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きれいな形の丸い石。ここが古代の祭祀場だと言われても不思議でない。
いつの時代からあるのだろうか。

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コンクリート製の土台的な物もあるが、周辺には大きな丸い石が集まっている。

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こんな所に磐座(いわくら)があるなんて聞いた事が無いが、とても興味深い場所だ。

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この高低差。ここはとても気になる場所です。

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北山公園を航空写真で見てみるとこのようになります。左端に北山緑化植物園があり、今見た岩の丘を仮に「磐座A」としました。実は磐座らしい場所が他にもいくつかあります。北山公園の南に越木岩神社がありますが、ここには磐座があり、位置的にも近いし、北山公園内の岩群が磐座であったとしても不思議ではない。

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この岩も「磐座A」の丘の一部。

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平らな岩が重なったように見える。気になる岩だ。

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こんな岩もふつうにある。

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林の奥に巨大な岩のかたまり。

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「磐座A」の丘を抜けて池の方に向かいます。
谷間に点在する大きな丸い岩。

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林の奥にあるブロック状に岩。

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ここはサークル状ではないがUの字状の巨石群。

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裏に回り込んでみたがかなり大きい。

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一部切り出した跡がある。大坂城築城時の切り出しだろうか。

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しばらく歩いて、ちょっと気になる場所を見つけました。
「磐座B」と名付けた場所で、ブロック状の石が積まれたようになっている。
ピントが岩に合っていないのが申し訳ない。

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自然に出来た物なのだろうか。もし人工的な物なら何のために積んであるのだろう。

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「巨石交流会」というホームページにここと同じように石が山のように積まれた場所が紹介されています。とても興味深い場所。古代の祭祀場だったのだろうかと想像が膨らんでいきます。

次回はさらに大きな巨石群に向かいます。
この辺り、巨石ツアーを組みたくなるほど面白い場所ですね。


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【神戸アースダイバー】
1. 西求女塚古墳と処女塚古墳 2013.10.07
2. 古代の祭祀場・保久良神社 2013.10.15
3. 古代の祭祀場・甑岩・越木岩神社 2013.10.20
4. 六甲山上の古代祭祀場とストーン・サークル 2013.11.08
5. 六甲山の天狗岩 2013.11.10
6. 西宮市北山公園の磐座・前編 2013.11.11
7. 西宮市北山公園の磐座・後編 2013.11.18
8. 海民と五色塚古墳 2013.11.28
9. 西宮の巨大なローリングストーン 2013.12.5


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六甲山の天狗岩

2013年11月10日 12:30

神戸アースダイバー(5)
微笑む六甲山の天狗岩

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六甲山カンツリーハウスの帰りに有名な天狗岩に立ち寄ってきました。

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私はかなり手前の場所に車を止めてきたのですが、ここに駐車できるスペースがありますね。

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鉄柱の下をくぐると、

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すぐ向こうに小高い場所が見えてきます。

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ゴツゴツした岩の階段を上がると

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開けた場所にでてきました。

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この日はあまり天気がよくなかったのですが大阪方面がよく見渡せる。

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天狗岩はどれでしょう?

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松の木に天狗岩のプレートが。

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あそこらへんのヤツですかね。

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右の岩がどうやら一番大きい。

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岩の前に行けそうな岩があるのですが、怖いのでやめときます…

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反対側から見てみました。

おっ!

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天狗っぽくはないですが、人の横顔に見えます。
しかも微笑んでいるようにも見える。

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天狗岩の頭越しの風景です。
ちょうど西の方角を見ているんですよね。
古代人もここから同じ風景を見ていたのでしょうか。


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【神戸アースダイバー】
1. 西求女塚古墳と処女塚古墳 2013.10.07
2. 古代の祭祀場・保久良神社 2013.10.15
3. 古代の祭祀場・甑岩・越木岩神社 2013.10.20
4. 六甲山上の古代祭祀場とストーン・サークル 2013.11.08
5. 六甲山の天狗岩 2013.11.10
6. 西宮市北山公園の磐座・前編 2013.11.11
7. 西宮市北山公園の磐座・後編 2013.11.18
8. 海民と五色塚古墳 2013.11.28
9. 西宮の巨大なローリングストーン 2013.12.5


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六甲山上 天穂日命の古代祭場とストーン・サークル

2013年11月08日 00:00

神戸アースダイバー(4)
六甲山上の磐座と
ストーン・サークル


阪神電車の関連施設である六甲山カンツリーハウス。この敷地内に古代の祭祀場である磐座(いわくら)とストーン・サークルがあるということでやってきました。

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入園料600円を払って敷地内へ。園内マップにはそれらしい表記は見当たらない。

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園内に入ってまず目に入ってくるのが芝生の小高い丘。おそらくあの上だと思うので行ってみましょう。

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松の木の袂に大きな丸い石を発見。

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芝生は結構急坂なのでこの道を上がっていきます。

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道沿いのまるい石。

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さらに上がっていくといたるところに石がある。

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ちょっと大きな石が現れた。これも丸い。

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石が一直線に並んでいる。

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この石は上下で割れているのだろうか。石は奥へさらに続いている。

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一直線に並んでいる石を上から見たところ。明らかに人の手が加わった置き方のように思える。

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で、丘の一番上にこの巨石がありました。

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この巨石の周辺一帯が磐座(いわくら)です。磐座とは古代の祭祀場のことです。

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解説板です。

天穂日命の古代祭場(あめのほひのみことのひもろぎ)
この、やさしくも気高い巨石は、はるかなる大昔、六甲山に天降(あも)りされた天(あめ)のホヒの命(みこと)(天孫(てんそん)ニニギの命(みこと)の叔父(をじ))をお祭りした磐座(いわくら)で、神籬(ひもろぎ)と呼ばれています。ヒモロギとは、木材を使って神社を建築しなかった大昔に、巨大な石をもって築いた古代祭場のことで、外国ではメンヒルと呼ばれています。ヒモロギの周辺には、磐境(いわさか)と呼ばれる巨石が垣根のように敷かれ、なかにはストーン・サークルや亀や蛙など神に仕えた動物を形どったものもあります。英国のストーン・ヘンジやフランスのカルナック列石などは有名です。
古事記によりますと、天の穂日の命は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)の第二皇子で、他の兄弟神(きょうだいかみ)とともにニニギの命に先立って地上に下られ、地の神である大国主命(おおくにぬしのみこと)と力を合わせて、人類誕生のための準備をされた神です。ホは心の穂、ヒは生命の意味で、地上の平和をねがう天照大御神の心の穂を咲かせて人間の生命の穂を咲かせる神という言霊(いみ)です。現在では学問の神として崇められ、全国の天神さまや天満宮に祀られていますが、その元宮(もとみや)が、このヒモロギなのです。
古代人の偉業を讃えるとともに古代人に習って天地の恵みに感謝し地球の安全と平和を祈願しましょう。またこの周辺にある石はどれも皆、祭場の一部として遠くから運ばれてきたものです。そのようなものとして大切にいたしましょう。
六甲山・甲山周辺の古代遺跡保存会

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ここがいつの時代の祭祀場なのかは不明ですが、古事記が書かれる遥か昔、縄文時代まで遡っても不思議ではないと思う。

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巨石の横にある大きな石。

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巨石を後ろから見たところ。

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巨石の向こうにサークル状の石が見える。

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まさにストーン・サークル。

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少し盛り上がった場所に石が配置されていて、中央部の複数の小さな石がある。

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ストーン・サークルから巨石の方を見たところ。

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一応、方位を確認してみた。

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東西南北です。

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西側は先ほど上ってきた方角なので、西に向かって大きく開けているというのは方位的の興味深い。

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ちなみに東側です。木がなければこっち方向もかなり開けています。

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実はサークルから見て西の方角に大きな石が一直線に並んでいます。手前の石はサークルの石。その奥に石が並んでいますがこの方向が西になります。

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中間地点の石。その向こうにもう一つ石があります。

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これが一番奥にあった石。その西側は広く開けている。

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向こうの丘に太陽が沈むのでしょう。

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六甲山カンツリーハウス内にあるこれらの巨石群。実は詳しい資料が見つけられなかったためよくわからないのが実状です。もしかしたらどこかにちゃんとした調査資料があるのかもしれません。

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このサークルもいつの時代の物なのかよくわからない。でも、六甲山上に古代人の祭祀場があったとしたらとても素敵なことです。古代の夜はきっと満天の星が見えたことでしょう。


(追記)
芦屋神社のホームページの御由緒にこのような文章がありました。「…当神社の創始は不詳ですが、天穂日命が高天原より降臨された磐座が六甲山頂に現存することや、境内に横穴式石室古墳があることなどから推察して、約千三百年前には既に六甲山を聖地として崇める豪族が芦屋の地にあり、山の神を遥拝する施設としてこの里宮を建立したのではないかと考えられます。…」芦屋神社と関連しているので「天穂日命の古代祭場」という名がついているのかもしれませんね。

(追記)※NPO古代遺跡研究所のホームページを見ると、現六甲山カンツリーハウスの開発時に累々あった岩が排除されたことが記されています。その詳細がわからないのが残念ですが、磐座に隣接するストーンサークルが昔からあったものなのか後に作られたものなかも気になります。ご存知の方は教えてくださいませ。



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【神戸アースダイバー】
1. 西求女塚古墳と処女塚古墳 2013.10.07
2. 古代の祭祀場・保久良神社 2013.10.15
3. 古代の祭祀場・甑岩・越木岩神社 2013.10.20
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