2014年06月13日 07:30
世界に誇れる美術館を!
「新美術館整備方針(案)について」 大阪市 2014.05.30
ずっと凍結されていた近代美術館構想(大阪市立近代美術館)の計画が、平松前市長の時に動き出したのですが、橋下市長に変わって一旦白紙にもどりました。その計画が再び動き出し広く市民の意見を求めています。その「新美術館整備方針(案)」を読んでみて思った事をちょこっと書きたいと思います。
まず何が変わったのか数字で比べてみました。
(平松前市長の時の計画)
延べ床面積:16,000平方メートル
建設費:122億円
用地取得時の借金と利子を含めた総事業費:290億円
コレクション:4400点
(今回の案)
延べ床面積:15,000平方メートル
施設整備費:121億円
用地取得時の借金と利子を含めた総事業費:?億円
コレクション:4700点
規模はほとんど同じでコンセプト等も特に変わった印象はありませんでした。いろいろ検討した結果だと思うのでこれに関しての異論はありません。総事業費も知りたいところですがここではやめておきます。ただ残念だったのは、期待していた大阪府との連携がまったくないこと。橋下市長が府知事時代に「まとめてやったらいいじゃないの」って言っていたのでかなり期待していたのですが無理だったのでしょうか。大阪府立現代美術センター(2012年閉館)のコレクションは約7800点。現在、大阪府立江之子島文化芸術創造センターが作品を管理していますが、そのほとんどは倉庫に眠ったままです。一部は府内の数カ所に貸し出されて展示されているものの、大阪府として美術コレクションをまとめて展示する場所がないという、とても残念な状態が続いています。大阪府は新たに美術館を作る予定がないのでこの状態はずっと続くかもしれません。
下記は2011年の橋下氏のツイート。

「僕は美術館が要らないと言っているわけではありません。こんな290億円の事業をまた大阪市が単独でやるの?これこそかつて誤ってきた2重行政の典型例なんです。大阪府は現代美術品を抱え込んで、現代美術センターを作りたい。そしたら大阪全体のことはまとめてやったらいいじゃないの。」
大阪市と大阪府のコレクションが合わされば世界に誇れるコレクションになるはず。それが新美術館の柱にもなります。この私の想いはしっかりと市民の意見として伝えたいし、橋下市長、松井知事の英断に期待したいところです。ややこしい問題はあると思いますが、強引にやっても反対する人は少ないのではないでしょうか。大阪都構想とは関係なく実現して欲しい。これは未来の大阪のためであり、次世代の人たちのためでもあります。
大阪市は、新美術館に関して幅広く市民の意見を求めていますので、関心のある方は大阪市へ意見を伝えてはいかがでしょうか。大阪市のホームページに「新美術館整備方針(案)について」のデータと意見の応募用紙等があります。データを見やすいようにキャプチャーを貼っておきます。











「新美術館整備方針(案)について」 大阪市 2014.05.30
(関連記事)
「新美術館整備の具体化で開発が加速か/カギを握る京阪電鉄・大林組/中之島4丁目開発」 建設ニュース 2014.05.23
「中之島の新美術館、2020年度までに開設 大阪市」 朝日新聞 2014.04.23 (capture)
「大阪市立近代美術館は必要か?」 2011.02.03
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「新美術館整備方針(案)について」 大阪市 2014.05.30
ずっと凍結されていた近代美術館構想(大阪市立近代美術館)の計画が、平松前市長の時に動き出したのですが、橋下市長に変わって一旦白紙にもどりました。その計画が再び動き出し広く市民の意見を求めています。その「新美術館整備方針(案)」を読んでみて思った事をちょこっと書きたいと思います。
まず何が変わったのか数字で比べてみました。
(平松前市長の時の計画)
延べ床面積:16,000平方メートル
建設費:122億円
用地取得時の借金と利子を含めた総事業費:290億円
コレクション:4400点
(今回の案)
延べ床面積:15,000平方メートル
施設整備費:121億円
用地取得時の借金と利子を含めた総事業費:?億円
コレクション:4700点
規模はほとんど同じでコンセプト等も特に変わった印象はありませんでした。いろいろ検討した結果だと思うのでこれに関しての異論はありません。総事業費も知りたいところですがここではやめておきます。ただ残念だったのは、期待していた大阪府との連携がまったくないこと。橋下市長が府知事時代に「まとめてやったらいいじゃないの」って言っていたのでかなり期待していたのですが無理だったのでしょうか。大阪府立現代美術センター(2012年閉館)のコレクションは約7800点。現在、大阪府立江之子島文化芸術創造センターが作品を管理していますが、そのほとんどは倉庫に眠ったままです。一部は府内の数カ所に貸し出されて展示されているものの、大阪府として美術コレクションをまとめて展示する場所がないという、とても残念な状態が続いています。大阪府は新たに美術館を作る予定がないのでこの状態はずっと続くかもしれません。
下記は2011年の橋下氏のツイート。

「僕は美術館が要らないと言っているわけではありません。こんな290億円の事業をまた大阪市が単独でやるの?これこそかつて誤ってきた2重行政の典型例なんです。大阪府は現代美術品を抱え込んで、現代美術センターを作りたい。そしたら大阪全体のことはまとめてやったらいいじゃないの。」
大阪市と大阪府のコレクションが合わされば世界に誇れるコレクションになるはず。それが新美術館の柱にもなります。この私の想いはしっかりと市民の意見として伝えたいし、橋下市長、松井知事の英断に期待したいところです。ややこしい問題はあると思いますが、強引にやっても反対する人は少ないのではないでしょうか。大阪都構想とは関係なく実現して欲しい。これは未来の大阪のためであり、次世代の人たちのためでもあります。
大阪市は、新美術館に関して幅広く市民の意見を求めていますので、関心のある方は大阪市へ意見を伝えてはいかがでしょうか。大阪市のホームページに「新美術館整備方針(案)について」のデータと意見の応募用紙等があります。データを見やすいようにキャプチャーを貼っておきます。











「新美術館整備方針(案)について」 大阪市 2014.05.30
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「中之島の新美術館、2020年度までに開設 大阪市」 朝日新聞 2014.04.23 (capture)
「大阪市立近代美術館は必要か?」 2011.02.03
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