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スマホ用マクロレンズ リアルプロクリップレンズ 超接写6倍

2023年03月04日 20:49

これは使える!
Kenko スマホ用マクロレンズ
REAL PRO CLIP LENS 超接写6倍

iPhone12 Pro につけてみました。

普段のフィールドワークのカメラですが、以前は一眼レフを使っていましたが、iPhone12 Proに変えてからは重いカメラを持ち運ぶのをやめました。カメラの性能的には問題ないのですが、唯一の不満は接写能力。最近は岩石を調べることが増えたので一眼カメラ用のマクロレンズを探していたのですが、ふとスマホ用にもあったことを思い出し、数ある接写用レンズから「Kenko スマホ用マクロレンズ REAL PRO CLIP LENS 超接写6倍」を買いました。メーカーのホームページを見ると発売は2019年。ずいぶん前の商品ですがいまさらながらのレビュー記事です。

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店頭での価格は3000円程度。基本的なパーツはカメラにレンズを固定するクリップと3倍用のマクロレンズと4倍用のマクロレンズ。この二つを重ねると6倍になります。

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一眼用のマクロレンズは一般的に等倍なので6倍というスペックにかなりそそられて購入を決めました。ちなみにiPhone12 Proのレンズは3つあるので一番上のレンズにクリップを合わせます。

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カバーを外してクリップで挟みますが、使わない2つのレンズにクリップが干渉するので、私はティッシュペーパーをちぎって2つのレンズを保護しています。あくまでも念のためです。

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マクロレンズを付けていない状態でもレンズは1つですが撮影はできます。

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これで花崗岩の岩を写すとこれくらいの大きさが限度。

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まず4倍のレンズをつけます。ちなみに100円ショップで売っているクリームケース(ダイソーで6個入り)がレンズ入れには便利ですよ。

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かなり寄れるでしょ。ちなみに被写界深度はがかなり浅いので同一面でないものはボケます。

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さらに3倍のレンズを合体させて6倍に。

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数ミリの石英の粒がこんな大きさで写る。

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その写真をトリミングするとさらに大きくできます。

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木の芽を撮ってみました。
当たり前ですが手持ちでピントを合わすのが超難しいです。
私もちゃんとした撮影をするときは三脚とレールスライダーを使う予定にしています。

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梅の花に寄ってみましょうか。

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花粉が写っているのが分かりますでしょうか。

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アップでトリミングするとこんな感じです。
スマホ用のマクロレンズは安価な割にそこそこ使えそうな感じがします。
カバンの中に入れておくと何かと役立ちそうな気がします。
カメラ初心者の方にはお勧めしにくいですが、
マニアの方にはオススメです。

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天王寺区歴史と文化・てんのうじ再発見セミナーのご案内

2022年11月29日 12:00

2022てんのうじ再発見セミナー
天王寺区歴史と文化

講演会のお知らせ
天王寺区役所からお声がけいただいた講演会とまち歩きのイベントのご紹介です。私は講演会の第2部に参加いたします。詳しくは下記チラシ等を御覧ください。

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日時:令和5年2月5日(日曜日)13時~16時(開場12時30分)

場所:天王寺区役所3階講堂(天王寺区真法院町20‐33)

●第1部 13時から
 演題「天王寺区・名水の痕跡を探る」
 講師 大阪城天守閣館長 宮本 裕次氏

●第2部 14時30分から
演題:「天王寺区・凸凹地形の謎を紐解く」
講師: 大阪高低差学会代表 新之介

定員:100名(申込多数の場合抽選)

申込方法
下記『オンライン申込フォーム』に記載しておりますQRコードを読み取り、申込フォームよりお手続きください。または、はがきかファックスに、代表者の氏名、住所、電話番号、参加人数(2名まで)、参加希望(講演会のみorまちあるきのみor両方)を記載のうえお申し込みください。どちらか片方のみの参加でも、
参加費は一律お一人500円になります。

申込先(はがき・FAX)
・宛先:天王寺区役所市民協働課「再発見セミナー」
・はがき:〒543-8501大阪市天王寺区真法院町20-33
・ファックス:06-6774-9692
申込締切:1月13日(金)ハガキの場合は当日消印有効

オンライン申込フォーム(大阪市行政オンラインシステム)
下記QRコードよりお申し込みください。
申込フォームURL別ウィンドウで開く

QR_tennoji.png
↑大阪市行政オンラインシステムです。


「天王寺区広報紙」12月号の表紙がステキです!
12月1日から配布予定

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「天王寺区広報紙」12月号の表紙は、なんと国土地理院のデジタル標高地形図です。

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私が地形散歩をはじめたのもこの地形図が最初でした。上町台地の先端部の高低差がよくわかります。

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アップで見るのも楽しい。ここは茶臼山のあたり。河底池から東西に窪地が細長く続いているのがよくわかります。いわゆる和気清麻呂が開削した痕跡だと言われています。

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船場周辺も東側は少し標高が高いですよね。東横堀を開削する前は上町台地と地続きだったのでしょう。さらに時代を遡れば東横堀はラグーンがあった地形の比較的やらかい土地を削ったと思われます。

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「天王寺区広報紙」12月号の巻頭には新之介のインタビュー記事もあったりします。
天王寺区役所の他に、天王寺サービスカウンター・天王寺区民センター・クレオ大阪中央・地下鉄天王寺駅・四天王寺前夕陽ヶ丘駅・谷町九丁目駅・鶴橋駅・玉造駅・JR天王寺駅・寺田町駅・桃谷駅・鶴橋駅・玉造駅・天王寺区内の大阪信用金庫・玉造日之出通南商店街・阪急オアシス桃坂店・アプロ夕陽丘店・ライフ四天王寺店・寺田町店・清水谷店・デイリーカナート玉造店などにも置かれているようです。いい地図ですので保存版として表紙だけでも残しておく価値はあると思いますよ。

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地形散歩のガジェット

2022年11月06日 20:48

ルーペで岩石を見てみた

地形散歩でいつも気になる岩石の種類。六甲山や生駒山地、京都の大文字山などを歩くと花崗岩や風化したマサをよく見かけますが、同じ花崗岩でもいろんな花崗岩があるのはわかっていました。それらをルーペで見ようとまでは思っていなかったのですが、ある日、なにげなくルーペの性能や値段をネットで見ていて「Vixen ルーペ メタルホルダーD12 (←メーカーにリンクしてます。アフィリエイトではありません)が2000円程度で買えることを知り、衝動的にポチッとしてしまったので早速地形散歩で試してきました。

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リーズナブルなのに安っぽくなくてなかなかよい。

テストで訪れたのは甲山自然学習館。
様々な岩石のサンプルが展示されています。

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安山岩や安山岩質溶岩。

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六甲花崗岩。

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閃緑岩。

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六甲花崗岩と甲山安山岩の接触岩。

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これがアップ。花崗岩の割れ目を突き破ってマグマが吹き出した時に溶岩が花崗岩を取り込んで固まった岩。以前は捕獲岩として紹介していました。

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ここには様々な岩石が展示されています。

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花崗岩に近い閃緑岩です。

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ルーペで岩を覗いてみたらちょっと面白い世界がそこにありました
閃緑岩は普通角閃石と黒雲母と斜長石などで構成されています。

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これは六甲花崗岩。

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六甲花崗岩は、石英、斜長石、カリ長石、黒雲母などで構成されています。

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布引花崗岩。

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布引花崗岩は、角閃石、石英、斜長石、黒雲母、カリ長石などで構成されています。この岩石では、角閃石と黒雲母の違いがわかりにくい…。

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花崗岩。

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黒雲母、赤痢、斜長石、カリ長石などで構成されています。

初めてルーペを使って花崗岩を覗いてみたので、成分の引き出しが間違っていたらご指摘いただけるとありがたいです。難しいけど面白い世界が見えてきました。