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宇治電ビルの女神像

2012年05月15日 07:30

長谷部鋭吉の世界
宇治電ビルの女神像が
キリスト像に見えてきた。

現在解体準備が進んでいる宇治電ビルですが、
レリーフの女神像を改めて撮影してきました。

DSC04175_3.jpg
横から望遠レンズで見るとかなりカッコいい。

DSC04181_2.jpg
このレリーフ、僕はキリスト像とイメージが重なっているのです。
数年前に初めて見たときの第一印象もそれでした。

DSC04147_3.jpg
長谷部鋭吉の世界」を見ると、この像は「雷雲が雨を呼び、水が満ちたところで、電球を手にした女神が現れるという図」と書かれています。

それって救世主とも重なってしまう。
ホームページ内の書画作品集を見てもキリスト関連の絵が多く描かれています。

4146.jpg
女神といわれればそう見えますが、

4163.jpg
僕にはやはり男性の像に見えてしまう。
長谷部鋭吉氏はキリスト像をイメージして作ったのではないか。
そんなことを勝手に考えております…

DSC04155.jpg
この像は取り外して保管されるそうですが、どこでどのように保管されるかは発表されていません。新しいビルに組み込んでくれるとうれしいのですが。

DSC04192.jpg
現在足場がどんどん組まれています。もうすぐレリーフが隠れちゃうかもしれませんね。最後にぜひ見納めを。じっくり見るとカッコいいですよ。


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さよなら宇治電ビルディング

2012年05月12日 13:30

女神のレリーフは
左右対称ではないのですね。


私が「さよなら宇治電ビル」の記事を書いたのは2009年9月。
当時から解体の噂がありましたが、正式に発表されたのは今年に入ってからでした。

IMG_0107.jpg
5月11日現在の状況です。

IMG_0114.jpg
西側はフェンスで囲われ、正面にも足場が組まれている。

IMG_0131.jpg
この数日が見納めですよ。

IMG_0135.jpg
裏側もこんな状況。

IMG_0134.jpg
これは東側です。

IMG_0119.jpg
新しいビルは今年10月から着工して平成26年4月に完成予定です。地上13階、地下1階、塔屋2階。ビルの名称は仮称ですが宇治電ビルとなっています。

IMG_0113.jpg
ビル正面の左右にあるレリーフは保存されると聞いています。

IMG_0117.jpg
宇治電ビルディングは、関西電力の前身会社のひとつ宇治川電気の元本店ビルです。ですので、レリーフのモチーフも電力に関係するモノになっている。

IMG_0115.jpg
建築のことはよくわかりませんがどのように設置しているのでしょうか。

IMG_0125.jpg
タイル面の上からレリーフを取り付けている感じでもないんですよね。

IMG_0130.jpg
保存もどのようにするのでしょう。

IMG_0127.jpg
やはり壁ごと面として切断するのでしょうか。

ujiden_02.jpg
ちなみに左右のレリーフを並べてみました。きれいな左右対称になっていますね。でも、よく見ると微妙に違うんですよ。

ujiden_05.jpg
ざっと見ただけでこれだけ違う。
ほとんどカルトクイズの世界ですが、簡単に解説すると。

1、顔の角度が違う。髪の形も変わっています。
2、電球を持つ手の指が違う。
3、変圧器の角度とそれを持つ手が違う。
4、腹部の布の形状が違う。
5、膝の形が違う。
6、それにともなって、衣装のシルエットが違う。

雲、雷、水に関しては形としてはほぼ同じだと思いますが、
女神は作家が意図的に変えているのでしょう。
左右対称に見せながら、違う作品になっていますね。

ujiden_04.jpg
一応、反転して重ねて検証してみた。

IMG_0121.jpg
この正面玄関のこの文字盤も保存するのかな。
公表されていないかもしれませんが、これもお願いします!


(関連記事)
『近代建築家・長谷部鋭吉の世界』
宇治電ビルディングの設計を手がけた長谷部鋭吉氏のホームページがありました。レリーフをデザインしたのも長谷部鋭吉氏のようです。女神のレリーフを最初に見た時、キリスト像に見えたのですが、長谷部氏の絵画などの作品を見ているとキリストの作品が多くあります。私の中では何かがつながった気がしました。あくまでも個人的な感想ですが。


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さよなら宇治電ビル

2009年09月17日 08:00

さよなら宇治電ビルディング

昭和初期の近代建築として有名な
宇治電ビルがもうすぐ解体されるようです。
(※ web調べ、正式発表は未確認)
(2012年4月解体予定)

uji_01.jpg
正面入口にあるこの文字、いいですよね。特に「治」と「ン」がいい。

DSC09512.jpg
宇治電ビルの竣工は昭和12年。
関西電力の前身会社のひとつである宇治川電気が建てたビルです。

DSC09523.jpg
ビルの両サイドにレリーフがあるのですが、

uji_02.jpg
雲と雷と水と

DSC09520.jpg
そして、電球を持った女神。電力会社のビルって感じがします。
(最初は男性だと思ったんだけど、髪の毛が長いので女性ですね)

宇治川電気はダイビルの建設にも関わっているので、
このレリーフもその影響を受けているのでしょうか。

DSC09536.jpg
このビルは当初から宇治川電気とは分離され、株式会社宇治電ビルディングとして、
宇治川電気が借り入れる形をとっていました。

DSC09548.jpg
昭和17年、国家総動員法により宇治川電気は解散し、
民有国営の関西配電株式会社となります。
戦後、ポツダム政令にもとづいて日本発送電と再編成され、
関西電力が設立されることになりますが、
その関西電力の本社が昭和35年頃までこのビルに入っていました。

DSC09552.jpg
これは明り取りかな。ガラスが埋め込まれてる。

DSC09556.jpg
裏のほうに回ってみましたが、すべてシャッターが下りていました。

DSC09561.jpg
お隣のガレージも解体されるのかな。

DSC09583.jpg
ガレージはまだ部分的に使用されているようでした。

DSC09580t.jpg
裏から見てもあまり古さを感じないな。
ある意味、すごく洗練された設計なのかもしれませんね。

DSC09587.jpg
地下に「一力」というお店が入っているのですが、ここはまだ営業してました。

DSC09554.jpg
ところで、みなさんは宇治電ビルの解体をご存知でした?
実は私が知ったのは昨日でした。(柏里の子さん、情報ありがとう)

ダイビルと宇治電ビルの解体時期が
重なるのは運命を感じるなぁ。




(おまけ)
uji_03.jpg
手元にこのレリーフの資料がなくて、昨日からずっと考えているのですが、
向って右のものは何なんでしょう?

もしかして発電機?
たぶん変圧器ですね。



(追記)
2012年1月26日(木)の朝日新聞の夕刊に
4月に解体されるという記事が出ました。
それによるとビル解体時にレリーフ部分は取り外して保管するそうです。
跡地には13階建てのビルが建設され、2014年に完成予定だとか。


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