2012年09月06日 07:00
千里丘陵を歩く(7)
上新田天神社・鎮守の森と宅地開発

府道2号線沿いにある上新田天神社の看板の近くに

愛宕山参道と刻まれた石碑がある。気になりますよね。

石段を上がって行きましょう。北向地蔵尊ののぼりも気になる。

こちらが北向地蔵尊。

由緒はわからないが石仏が2体祀られている。

さらに石段を上がると愛宕の社祠がありました。

その横には石仏がたくさん祀られている。

愛宕信仰は火防の神として広まったようなのですが、そういえば地域の消防団の施設に愛宕権現の祠を見かける事がありますがそういうことなのかな…

さて、正面にある大屋根は真覚寺です。立ち寄ってみましょうか。

寺の前に立派な蔵があった。

いい感じの佇まい。

蔵の窓にはこて絵が施されている。
こて絵とは、左官がこてで絵を描いたもので、漆喰装飾の技法のひとつだそうです。

こちらが浄土真宗 真覚寺(しんかくじ)。最近改築したようですね。きれいです。

こちらが本堂。
上新田村ができてまもない寛永年間に開基された由緒ある寺です。

鐘楼は古いままですね。梵鐘は戦争で供出されましたが、昭和27年に戦死者の霊を弔うために遺族らが中心となり寄付によって作られたものだそうです。

蓮如上人安座石というものがありました。

そういえば京街道を歩いた時も蓮如上人が腰掛けたという石がありました。きっと各地に他にもあるのでしょうね。
「京街道を歩く(14)出口」 2011.11.07

真覚寺のお隣の建物もなかなか素敵です。

さて、次はどこに行きましょう。

さりげなく広場の横にある蔵がいい感じでした。
窓の位置が段々になっている。

上新田の鎮守の森、上新田天神社にやってきました。

上新田天神社は菅原道真公を祀る天神さんで、上新田の開発始まった寛永3年(1626)から程ない寛永10年頃に創建されたようです。

こちらの本殿は有形文化財で、貞享3年(1686)の健立によるものです。

石段を上ると

拝殿が現れました。

森に囲まれた神社です。

こちらの神社で有名なのが毎年1月14日に行われるとんど祭り。
地域によってどんど焼きとかどんと祭とかいろいろな呼び方があるみたい。

こちらのとんど祭りは無形民族文化財だそうです。

直径3.5メートル、高さ3.5メートルの巨大な櫓を建てて、火を付けてその年の豊作と無病息災を祈る行事なのだとか。多量の丸竹と藁で作られた円錐形の形が特徴のようですね。ぜひ機会があれば見に行ってみたいです。

天神さんらしく牛が祀られていた。

拝殿に掛けられた絵も古そう。昔の上新田村が描かれているのかな…

ん?神社の裏の方からなにやら音がします。

どうやら神社の裏の間際まで開発が迫ってきているようです。

神社の横にはこんな竹やぶが残っている。

散歩コースには最高ですね。
で、
なんとこんな看板を見つけました。

ええっ!
この辺りって、かなりの広範囲で自然豊かな竹林が宅地に変わっている最中だったようです。

Googleマップを見てさらにビックリ。
つい最近まで神社の裏側には広大な竹林が広がっていたんだ。

神社の裏側を歩いてみた。

竹林が完全になくなっている。

これも時代の流れなのかな…

とても複雑な思いで裏の道を歩きました。

さて、上新田の西の端に神社がもうひとつ。

天神社の御旅所です。

天神社の近くで見つけた地蔵さん。
変わりゆく上新田の町並みをどのように見られているのでしょうね。
より大きな地図で 新之介の北摂を歩く を表示
(千里丘陵を歩くシリーズ)
1.千里丘陵丘陵を歩く・江坂
2.千里丘陵を歩く・旧寺内村・観音寺
3.千里丘陵を歩く・旧石連寺村・住吉神社・興法寺
4.千里丘陵を歩く・下新田
5.千里丘陵を歩く・下新田・春日神社
6.千里丘陵を歩く・上新田の町並み
7.千里丘陵を歩く・上新田天神社・鎮守の森と宅地開発
8.千里丘陵を歩く・上新田の道標
9.千里丘陵を歩く・山田の変遷
10.千里丘陵を歩く・山田の町並みと紫雲寺と圓照寺
11.千里丘陵を歩く・伊射奈岐神社と山田の町並み
12.千里丘陵を歩く・佐井寺1
13.千里丘陵を歩く・佐井寺2
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上新田天神社・鎮守の森と宅地開発

府道2号線沿いにある上新田天神社の看板の近くに

愛宕山参道と刻まれた石碑がある。気になりますよね。

石段を上がって行きましょう。北向地蔵尊ののぼりも気になる。

こちらが北向地蔵尊。

由緒はわからないが石仏が2体祀られている。

さらに石段を上がると愛宕の社祠がありました。

その横には石仏がたくさん祀られている。

愛宕信仰は火防の神として広まったようなのですが、そういえば地域の消防団の施設に愛宕権現の祠を見かける事がありますがそういうことなのかな…

さて、正面にある大屋根は真覚寺です。立ち寄ってみましょうか。

寺の前に立派な蔵があった。

いい感じの佇まい。

蔵の窓にはこて絵が施されている。
こて絵とは、左官がこてで絵を描いたもので、漆喰装飾の技法のひとつだそうです。

こちらが浄土真宗 真覚寺(しんかくじ)。最近改築したようですね。きれいです。

こちらが本堂。
上新田村ができてまもない寛永年間に開基された由緒ある寺です。

鐘楼は古いままですね。梵鐘は戦争で供出されましたが、昭和27年に戦死者の霊を弔うために遺族らが中心となり寄付によって作られたものだそうです。

蓮如上人安座石というものがありました。

そういえば京街道を歩いた時も蓮如上人が腰掛けたという石がありました。きっと各地に他にもあるのでしょうね。
「京街道を歩く(14)出口」 2011.11.07

真覚寺のお隣の建物もなかなか素敵です。

さて、次はどこに行きましょう。

さりげなく広場の横にある蔵がいい感じでした。
窓の位置が段々になっている。

上新田の鎮守の森、上新田天神社にやってきました。

上新田天神社は菅原道真公を祀る天神さんで、上新田の開発始まった寛永3年(1626)から程ない寛永10年頃に創建されたようです。

こちらの本殿は有形文化財で、貞享3年(1686)の健立によるものです。

石段を上ると

拝殿が現れました。

森に囲まれた神社です。

こちらの神社で有名なのが毎年1月14日に行われるとんど祭り。
地域によってどんど焼きとかどんと祭とかいろいろな呼び方があるみたい。

こちらのとんど祭りは無形民族文化財だそうです。

直径3.5メートル、高さ3.5メートルの巨大な櫓を建てて、火を付けてその年の豊作と無病息災を祈る行事なのだとか。多量の丸竹と藁で作られた円錐形の形が特徴のようですね。ぜひ機会があれば見に行ってみたいです。

天神さんらしく牛が祀られていた。

拝殿に掛けられた絵も古そう。昔の上新田村が描かれているのかな…

ん?神社の裏の方からなにやら音がします。

どうやら神社の裏の間際まで開発が迫ってきているようです。

神社の横にはこんな竹やぶが残っている。

散歩コースには最高ですね。
で、
なんとこんな看板を見つけました。

ええっ!
この辺りって、かなりの広範囲で自然豊かな竹林が宅地に変わっている最中だったようです。

Googleマップを見てさらにビックリ。
つい最近まで神社の裏側には広大な竹林が広がっていたんだ。

神社の裏側を歩いてみた。

竹林が完全になくなっている。

これも時代の流れなのかな…

とても複雑な思いで裏の道を歩きました。

さて、上新田の西の端に神社がもうひとつ。

天神社の御旅所です。

天神社の近くで見つけた地蔵さん。
変わりゆく上新田の町並みをどのように見られているのでしょうね。
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1.千里丘陵丘陵を歩く・江坂
2.千里丘陵を歩く・旧寺内村・観音寺
3.千里丘陵を歩く・旧石連寺村・住吉神社・興法寺
4.千里丘陵を歩く・下新田
5.千里丘陵を歩く・下新田・春日神社
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9.千里丘陵を歩く・山田の変遷
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